生徒さんの声 -留学編-

11月の初旬、2週間の短期英語留学のためにオーストラリアに行ってきました。この短期留学を通して、私は沢山の貴重な経験が出来ました。
何より印象的だったのは、ホームステイと、英語圏以外の世界各地からやってきた学生との交流でした。校内は､English onlyという決まりでしたので、同国人同士で固まることもなく、自由な交流が出来ました。様々な国からやってきた、様々なバックグランドを持つ学生と行動を共にし、語り合うことで、日本人の価値観や常識が必ずしも世界のスタンダードでないことを実感し、これからは、先入観のない広い視野で物事を考えたいと、思うようになりました。
ホームステイ先では、ホストペアレンツが暖かく迎えて下さいました。私が現地の生活を楽しめるように、いろいろ配慮してくれましたが、必要以上の干渉や援助はせずに、丁度良い距離感で接して下さいました。おかげで、当初不安だった生活習慣の違いを、むしろ楽しみながら、リラックスした気分で生活出来ました。
英語に関しては、短い期間で進歩が有ったかは疑問ですが、自分自身の課題と目標だけは明確に出来ました。課題の第1は、リスニングです。聞き取りが出来ないと相槌さえも打てません。コミュニケーションはリスニングから始まることを、自分の力不足に歯がゆい思いをしながら学びました。
次に感じたのは、気持ちを表す言葉や表現の大切さです。これまでは、少しぐらい間違っても用件が伝われば良いと考えがちでしたが、対人関係で気持ちを伝えたいときには、それでは不十分だとわかりました。相手に自分の気持ちをしっかり伝えるために、気持ちを表現する言葉とその意味を正しく理解し、自分の気持ちに合った言葉や表現方法を選べるようになりたいと強く思いました。
濃密な日々を一緒に過ごしたホストペアレンツとは、再会を約束しました。彼らと再会したときに、より深いコミュニケーションが出来るように、英語力のステップアップを目指して、これから少しずつでも頑張ってみようと思います。
出発前には、初めての海外一人旅、初めてのホームステイ、英語だけの生活など、初めてばかりの体験に期待と不安が入り交じっていましたが、ツアー旅行とは違う充実した楽しい海外滞在が出来て、今はとても満足しています。計画から帰国まで細部にわたってお世話になった志保先生、Leo先生には、深く感謝申し上げます。