中学入試に英語導入の傾向

中学入試では受験科目といえば、国語・算数の2科目か国語・算数・理科・社会の4科目が常識でした。ところが、英語を受験科目にする私立中学が、ここ数年急増しています。

2018年は首都圏と近畿圏の約3割にあたる137校の私立中学で英語入試が実施されました。今後も、導入する私立学校が増えると予想されます。ほとんどは国語と算数が必須で、社会・理科と英語のいずれかの選択型や国語・算数・英語から2教科を選択する形式ですが、英語を必須とする学校も徐々に増えてきています。

2020年度以降は、私立中学だけでなく、公立の中高一貫校にも英語入試が導入されることも予想されています。

■その理由として

小学校での英語が正式教科となることが大きな要因と考えられます。

2020年度からは「小学3年生からの必修化」と「小学5年生からの教科化」が完全実施されます。

小学校英語が、「教科」になるということは国語や算数と同じ扱いとなることを意味します。つまり、通知表に成績がのります。

2020年以降の小学校での英語の扱いが大きく変わっていくことが、中学入試に大きな影響を与えていることは明らかと言えます。

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