2019年度大学一般入試で拡がる英語外部検定利用(2)

2019年度一般入試での英語外部検定試験(以降、外検)を採用している大学が年々増加していることを(1)でまとめました。では外検が2019年度一般入試で、どのように利用されているかを旺文社教育情報センターの資料を基にまとめてみました。

採用率92.3%で「英検」がダントツ!

各大学の2019年度募集要項を基に、受験生が一般入試で利用可とされている外検の割合を示した採用率をみてみます。

採用率では「英検」が92.3%と唯一9割台で、採用率81.5%の2位「TEAP」と10%以上差をつけて圧倒的に採用されていることが判ります。続いては「GTEC CBT」「TOEIC」「IELTS」「TOEFL」の4つの外検の採用率が70%台となっている。その反面、「GTEC」「ケンブリッジ英検」と「TEAP CBT」が50%以下と、受験できる入試試験が限られているという結果になっています。

「TEAP CBT」が飛躍的に躍進!

では前年の2018年と比較して、一つ注目したいのが採用率の増減です。採用率35.4%と最下位の「TEAP CBT」が、前年から23.5%アップで前年の3倍強と、他の外検と比べ大幅に躍進していることです。特に私立大学での採用が大幅に伸びています。また「TEAP CBT」は、一般入試だけでなく2019年度の推薦・AO入試でも採用増加率を大幅に伸ばしていて、2019年度の入試で大幅に躍進した外検と言えます。私立大学を中心に、次年度以降も「TEAP CBT」の採用が増える可能性は高いと予想されます。

採用率が増えた外検がある反面、採用率が2018年より減った外検もあります。ただ、採用率が下がったことが、採用する大学入試試験が減ったということではありません。採用率では減っていても、採用入試数は全ての外検で増えています。つまり、各外検の採用入試数が増えている以上に、外検全体の採用入試数が増えているので、一部の外検で採用率が下がるといった結果になっています。例えば、採用率トップの「英検」の場合、2018年と比較して採用率が2.3%下がっていますが、採用の一般入試数は285入試も増えています。

今後の課題

外検全体の採用率は、今後も伸びると予想されます。その反面、今後の課題もあります。現状では外検によって受験できる入試試験が限られてしまうため、受験生の負担が増えてしまうこと、また経済的負担も増すことです。そのため、より多くの入試で多くの外検が採用されることが望まれます。

【キーワード】
CBT(Computer Based Testing)全てコンピュータ上で行う試験、それに対して従来の紙ベースの筆記試験(マークシートでの試験など)をPBT(Paper Based Testing)と言います。日本では医学部、歯学部、獣医学部、薬学部6年制課程の学生の実務実習前の学力テスト等にCBTが採用されています。

大学での採用率
英語外部検定試験名 採用率 注意事項
英検 92.3 %  
TEAP 81.5 % 2技能と4技能の合算
GTEC CBT 77.7 %  
TOEIC 77.6 % TOEIC LRとLRSWの合算
IELTS 73.6 %  
TOEFL 73.3 % TOEFL iBTとITPの合算
GTEC 46.7 % 3技能と4技能の合算
ケンブリッジ英検 35.8 %  
TEAP CBT 35.4 %  

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